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養育費・婚姻費用の算定表計算をAIに — 源泉徴収票・確定申告書から計算過程つきで月額を算定

養育費・婚姻費用は裁判所の算定表(標準算定方式)に総収入を当てはめて計算するのが実務です。源泉徴収票・確定申告書からの収入認定と、AIによる計算過程つきの月額算定までを解説します。

実機能あり 公開 文: 片山敦樹(株式会社AstarWorks 代表)

入力源泉徴収票・確定申告書(写真/PDF)

出力月額の算定結果+根拠(計算過程つき)

養育費・婚姻費用の月額は、実務では裁判所が公表している算定表(標準算定方式)に当てはめて計算します。当てはめに使うのは義務者・権利者それぞれの総収入で、給与収入なら源泉徴収票、自営の収入なら確定申告書といった収入資料から認定するのが通常の進め方です。計算の枠組み自体は決まっているものの、収入の認定と、相手方や調停委員に示せる計算過程の整理に手間がかかります。

算定の進め方

  1. 双方の収入資料を集める。源泉徴収票、確定申告書、直近の給与明細などです。
  2. 収入資料から総収入を認定する。給与か自営かで、資料のどの数字を見るかが変わります。
  3. 子どもの人数と年齢に応じた算定表を選び、双方の総収入を当てはめて月額の幅を読み取る。

流れとしてはこれだけです。ただ、時間を取るのは3ではなく、1と2、そして「なぜその額になるのか」をあとから説明できる形で計算過程を残しておくことです。算定表は調停・審判でも共通の出発点になるため、交渉の段階から同じ枠組みで数字を出しておくのが通常です。婚姻費用でも枠組みは同じで、使う表が変わります。

簡易計算サイトとの違い

検索すると養育費の自動計算サイトがいくつも出てきますが、弁護士の実務でそのまま使えるものではありません。ヒアリングでも「ネットの計算サイトは簡易版で、厳密にやるなら電卓」という弁護士の声がありました。

差が出るのは収入認定です。自営収入をどう見るか、給与と副収入が併存するときにどう合算するか——簡易サイトは整った数字を1つ入れる前提で作られていて、ここを扱えません。もうひとつは説明責任です。調停や交渉では、結果の数字だけでなく、どの資料のどの数字をどう当てはめたかを相手方に示せる必要があります。

収入資料の読み取りから当てはめまで

Astarでは、源泉徴収票・確定申告書の写真やPDFを読み込ませると、AIが収入を読み取り、算定表に当てはめて、月額の算定結果を根拠つきで返します。計算過程がついているので、どの数字をどう当てはめたかをあとから追えます。資料と算定表と電卓を行き来していた部分を、AIが先に済ませるかたちです。この算定は実機能があります。

数字の確認と認定の判断は先生に

収入として何を見るか、算定表の枠に収まらない事情をどう扱うかは、先生の判断です。AIが出すのは、読み取った数字と、当てはめの計算過程まで。過程が残っているので、先生が数字を差し替えて認定をやり直すときも、どこを直せばよいかがすぐ分かります。調停や交渉に使う前に、読み取り結果と過程を先生が確認する前提の作りにしています。

検討時によく出る質問

計算結果をそのまま調停で使えますか。

計算過程を先生が確認してからお使いください。収入の読み取りと算定表への当てはめはAIが行いますが、収入として何を見るかの認定判断は先生に残る前提です。

収入資料は写真でもいいですか。

写真でもPDFでもかまいません。源泉徴収票・確定申告書が読み取りの対象です。

自営業者の確定申告書にも対応していますか。

読み取りの対象です。自営収入をどう認定するかの判断は先生が行い、AIは読み取った数字と当てはめの計算過程を示します。

婚姻費用も同じように計算できますか。

できます。養育費と同じく、収入資料の読み取りと算定表への当てはめを行い、月額の算定結果を計算過程つきで返します。

源泉徴収票や確定申告書を預けることになりますが、管理は大丈夫ですか。

収入資料を含む依頼者情報は暗号化して扱い、AIの学習には使用しません。契約時にはNDAを締結します。詳しくは https://astarworks.com/resources/security をご覧ください。

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